田口くんのデータを消しました

私のスマホから田口くんが消えた。

今から書くことは所謂他担、それも他G担の戯れ言だと受け取って欲しい。自分の区切りを付けるために書いてるので。

 

私がジャニーズにハマったキッカケは亀梨和也だった。1年前に書いた前記事で触れたように、戦国無双石田三成にとても似ているから興味を持ったし、そこから亀梨和也本人の魅力に触れ、ジャニーズに触れ……

いつしかヲタ卒気味になった年末、KAT-TUNのカウコンを観に行った。そこで私は田口の魅力に落ちた。スラリとした長身と一際目を引くダンス、爽やかな歌声。あんなに下らないギャグを連発するのにとってもとってもかっこよくて、シャッフルコーナーでのマリアンの衣装の似合わなさがまた可愛くて、気がつけばコンサート中はほとんど田口を見ていた。

正月が終わり世間が日常に戻り始めた頃、ジャニショで田口くんの写真を買い漁った。ドル誌の田口くんのページを片っ端から読み返した。KAT-TUNのDVDの田口くんの部分を何回も見た。MVの田口くんをとにかくたくさん見た。田口くんが出てるから、全く興味もないテレビ番組を録画して見ていた。

なんとなくJr担を辞めるのが怖くて、岸くんに降りた後も、その後現担の淳太くんに高速担降りした後もずっと田口くんは好きだったし、もしKAT-TUNに降りるならこの人だなあとずっと思っていた。

バイトの人間関係に悩んだ日も、制作したいのにできなくなってしまった時も、なんだかブルーになってしまった日も、田口くんの笑顔とギャグを見ていたらどうでもよくなって、心がすごく軽くなった。自担で癒やされないほど辛い時は田口くんの一発ギャグを見て笑っていた。

 

そして田口くんの脱退が決まって、とても悲しかったし泣いた。田口似の友人(女)に田口くん辞めないでぇぇと喚いた。田口結婚せなあかんから無理やわ~と返されて辛かった。笑ったけど、田口くんがKAT-TUNを辞めるというのがすごくすごく辛かった。あんまりにも長く付き合ってる彼女と結婚するのかな、と思っていたので怒りもわいた。これだけ長く活動したグループより女を取るのか、と思ってからは田口くんを見る頻度が一気に落ちた。

暫くして怒りも諦めに変わり、残り少なくなったKAT-TUNの少プレを見るようになった。とても田口くんが辞めるとは思えないほど少プレは面白くて、いつしか辞めるいじりがされるようになって、コンサートに足を運ぶ気にはなれなかったけど新曲は相変わらずとても素晴らしくて、茶の間ながらKAT-TUNが好きだった。

 

2016年2月、KAT-TUNが充電期間に入ることが発表された。諦めがまた怒りになって、怒りがまた諦めになって、考えることを辞めた。ヲタ卒気味だったのが丁度良かったんだと思う。喚き散らすことはなかった。

 

田口くんが辞めて、辞めた翌日に姿を表して、KAT-TUNは充電期間に入ってKAT-TUNとして活動できなくなって、4人で頑張るってあんだけ、あれだけ言ったのに活動停止に追い込んだ田口くんはなんで笑っていられるんだろうってずっと不思議だった。

それでもスマホの中の大量の田口くんの写真を、歌を、アルバムの中の写真を消せない自分が不思議だった。

 

先日、田口くんが11月にソロデビューすることが発表された。

意味がわからなかった。あなたをここまで育てて大きくしたグループは、共に頑張ろうと誓った同僚が歌を歌えなくなったのに、そこまで追い込んだあなたが一人歌うのか?と思った。理不尽だ。

田口くんが一時期デザイン会社に就職したのでは?と言われていたことがある。正直、それならまだ許せた。デザインで生きていくならジャニーズ事務所ではいられない。

小峰と結婚するのでは?と言われていたことがある。それも許せなかったけど、私が彼女の立場なら、あれだけ女の時間を食いつぶした責任をとってほしいと思うに決まっていたので、納得出来ないけど納得するしか無かったんだと思う。

でも彼はそうじゃなかった。

 

今回の件で、私のスマホから田口くんが消えることになった。大量の写真を消す時、私のオンボロスマホは2、3分ほどの時間がかかる。朝ごはんを食べて、まずいハーブティーを飲みながらぼーっと消去画面を見ていた。

私が好きだった田口くんはなんだったのかな